こんな人におすすめの記事です。
- リスニングが苦手で伸ばしたい
- TOEIC900や英検一級を目指せる学習教材を知りたい
- 録音された英語教材はわかるが、実際に話されるネイティブの英語が聞き取れない
- 楽しみながら英語を伸ばしたい
こんにちは!
今日はCNN ENGLISH EXPRESSという英語学習月刊誌を紹介します。
CNN(Cable News Network)はアメリカのケーブルテレビと衛星放送で全世界20億人が視聴しているニュースチャンネル。
CNN ENGLISH EXPRESSは日本の学習者向けにCNNニュースを題材に世界の最新情勢を届けながら英語力を同時に養うことができる月刊誌です。
どういう力が身につくのか、結論から言うと
・しっかり取り組むとリスニング力がものすごく身につく!
・英語の語順が理解できて英語発信力が身につく!
・世界情勢を理解することができ国際的な教養がついてくる!
本場のネイティブの英語を教材に使っているので、学習者の目安としては、本誌ではTOEIC500以上からとしていますが、ボクの感覚では最低でもTOEIC730以上は必要。
簡単にボクの経験談を話しますと、
過去は英語学習をいくらしても現実社会ではネイティブスピーカーの英語が早すぎてどうしても聞き取れず理解できない状況が続いていた頃に、CNN ENGLISH EXPRESSと出会いました。
初めのうちは全く歯が立たなくて諦めかけましたが、めげずに続けるうちに、英語の語順やリズムが自然と身に付き大きくリスニング力が向上しました。
他のどんな教材をはるかに凌駕する成果だったので、ネイティブスピーカーの英語に課題を感じている人には本当にオススメです。
英語参考書によくある創作された会話文にどうしても感情移入できず長続きしないタイプの人もきっと続けられる教材だと思います。
それでは、具体的に紹介していきますね!
CNN ENGLISH EXPRESSの魅力とは?
様々な国の生きた英語を繰り返し聞くことでリスニング力の大幅な向上が可能!
CNN ENGLISH EXPRESSではCNNニュースのアンカーやリポーターが手加減なしのスピードで英語を話します。
日本人が慣れ親しんでいるアメリカ英語を始めとし、イギリス、オーストラリア、カナダ、南アフリカなどのリポーターによる世界各地の英語でリスニングのトレーニングができ、インタビューでは現地一般人の英語に触れられます。
かつすべての音源が日本語訳付きの活字で用意されていて、聞き取れない箇所を確認しながら学習を進められます。
ボクが始めたときは、本当に何を話しているのか、まったく聞き取れなかったのですが、本誌が提案する音読、シャドーイングのトレーニングを重ねることで、リスニング力は大きく向上しました。
TOEICのリスニングが驚くほどゆっくり聞こえるほど早いので、資格のリスニング試験も大きく向上すると思います。
世界各地のニュースが題材のため、楽しみながら英語のリスニング学習ができる!
CNNニュースでは、日本のメディアと一線を画した世界各地の政治、経済、社会情勢、エンタメなど様々な分野のニュースが独自取材で発信されます。
日本の放送局が発信するニュースを見るだけで知り得ない情報にアクセスでき、国際的視点での教養を身に付けられます。
少し前はコロナウィルスの各国の対応やワクチン開発などの最前線の取材が題材とされていたり、注目を浴びている政治家、企業家、エンタメスターなどのインタビューもあり、英語の学習をしながら、国際的な観点でいろいろと知識を吸収できる点が本当に素晴らしいです。
英語学習を継続することができるのが魅力です。
英語学習者のレベルごとにまとめられ学習を続ける中でステップアップしていける!
CNN ENGLISH EXPRESSは、基礎編、中級編、上級編とレベルに応じた構成になっていて、学習者が聞く記事を選ぶときに取り組むべき対象の把握に役立ちます。
自分のレベルに応じて、基礎編だけを取り組んだり、ある程度スキルが向上した段階で中級編も対象に入れたり、はたまた上級編に挑戦したりと。
著名な先生の文法指導の連載があったり、ビジネス英語の実例会話のトピックスがあったり、ニュースに限らず、幅広い英語の学習ができることも魅力です。
CNN ENGLISH EXPRESSの内容と使い方
<基礎編>短いニュース英語でリスニングの基礎固め!
まずは短い英語ニュースで英語の基礎固め。
基礎トレーニング用ニュースとニュースダイジェストの合計10ニュースの30秒ほどの短いニュースで世界各地のホットな話題が素材になっています。
ナチュラルスピードと学習用のゆっくりスピードの音声が用意されています。
トレーニングの方法は以下のとおりです。
実際、人によっていろいろな使い方があると思っていて、ボクに合ったやり方なので参考程度に見てくださいね。
英文を見ずに、ナチュラルスピードで聴いてみる。
もう限界ってところまで何度も聞くことで耳を鍛えることができるはず。
英文のディクテーションをする。何度も繰り返し聞き、英文をノートに書き込む。
ニュース英語で知らない単語もよく出るが、片仮名でもいいので、聞こえた通りに音を書き込みます。
ディクテーションでは、英文法的には次にこの品詞が来るはずなど、英文構造を意識しながら取り組むと、リスニングのときに英文構造を捉える癖づけにもなり良いと思います。
英文を見ながら、聞き取れなかった音と文字を確認する。
この時、単語をそもそも知らなったのか、もしくは知っている単語が認識できなかったのかを明確にするのが大事です。
この作業で英語の意味と音のつながりが自分の脳にインプットされ、その積み重ねでリスニング力が向上すると言われています。
ボク自身、身をもって体験しています。
英文、日本語訳を参考に内容を理解する。
音声を繰り返し聞き、音読やシャドーイングをする。
音読はできるだけ音声に合わせてついていく練習をすることで、ネイティブスピーカーの速さに慣れていきます。
そのあとのシャドーイングは音読をしているとかなり楽にできます。完璧にできるまで繰り返しましょう。
日本語訳か英語に言い換える反訳トレーニングを行う。
反訳トレーニングは、スピーキング力が身に付くといわれています。
実際、英会話の時は、英語脳になり英語で考えて英語で発信するのが理想ですが、どうしても頭の中の日本語を瞬時に英文にしながら発信することも発生します。
この反訳トレーニングにより自然とそうした発信ができるのだと僕は理解しています。
色々書きましたが、すべての作業をすると相当の時間を要するので、その時々に合わせて出来る範囲で取り組むのが、長続きのコツかと感じます。
<中級編>長めのニュースでさらなる理解を深める!
中級編は、ニュースの内容理解に深めながら英語学習ができるもの。
「News Selection」では、3分前後の長めのニュースを政治、社会、文化をはじめ、世界各地の多様なニュースが3本セレクトされています。
「Newsmakers Today」では、社会・経済のホットトピックスを深堀し、ニュースの背景が読み解かれます。
全てのニュースが何らかのジャンルの話題に踏み込んだ内容となっているので、関連分野のボキャブラリーを集中的に身につけられるのがポイントです。
何らか興味のある話題があるのではないでしょうか。
ちなみに、2021年12月号は「NY州初の女性知事!キャシー・ホークル氏とは?」、「開催迫る!課題山積の北京グリーンオリンピック」、「中東最大の湖が塩の砂漠に、イランのウルミア塩湖が消滅の危機」、「豪が仏との潜水艦開発の契約を破棄」とバラエティに富んだラインナップでした。
トレーニング方法は、基本、基礎編と一緒ですね。
ただ、基礎編よりも英語のボリュームが多くディクテーションなどは全てやらず対象を絞るとか。
若干マイナーチェンジしながらするのがいいです。
また背景知識や単語の知識がまったくないニュースだと、何度繰り返してもわからず効率が悪いので、そういうときはさっさと英文と日本語訳をみましょう。
<上級編>最高峰の英語に挑戦!
上級編は、英語学習の最終到達目標点と言っていいと思います。
「インタビュー」では、政治家、経済界、著名人などのネイティブスピーカーが日常会話に近いインタビューやスピーチが素材となります。
2021年12月号では、俳優業から退いたキャメロン・ディアスがオーガニックワインブランドを立ち上げてビジネスパートナーとブランド立ち上げの経緯を語ります。
「アンダーソン・クーパー360°」では、番組ホストのアンダーソン・クーパーが政治や経済の問題に、複数のゲストと討論をします。クーパーのマシンガントークに、日本語で見ても難しい内容の複数名の議論が繰り広げられ、英語上級者でも理解するのがむずかしいと言われています。
ボクは、正直ここまでのレベルにはまだまだ達していません。
将来いつか、アンダーソンクーパーを聞いて少しでも理解出来たらと、今後も頑張っていきたいと思います。
トレーニング方法は、基礎編、中級編と同様ですが、特にアンダーソンクーパー360°はシャドーイングやディクテーションまで取り組むのはなかなか骨が折れるので、英訳、日本語訳をみて、内容理解を努めているのが現状です。
CNN ENGLISH EXPRESSのスマホアプリ(リスニングトレーナー)を使い倒す!
CNN ENGLISH EXPRESSのリスニングで地味に活躍するのがスマホ音声アプリ「リスニングトレーナー」です。
アプリは、APP StoreまたはGoogle Playで取得でき、雑誌のQRコードを読み取って当該月号の音声をダウンロードできます。
ナチュラルスピード、ゆっくりスピードを選択でき、3秒の早送り/巻き戻し機能がリスニングやディクテーションなどに非常に使い勝手いいです。
過去は雑誌にCDが付帯していましたが、現在書店で購入するとついてきません。
定期購読だとCDがサービスでついてくるようです。
通勤や通学の電車中にしたい人はスマホアプリ版で学習しましょう。